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「干し芋」

私はこれに目がない。
もう夢中である。
子供の頃、そんなに食べたわけでもないのにこのごろはバナナとか、この干し芋やら、プルーンとかが好きになってきた。

健康を気にしているとか、そんなんじゃなくて、ただ好きなんです。

今、市場で出回っているのはほとんど安価な中国製だが、国内で有名なのは茨城だそうだ、前に岐阜県の道の駅で県内産の干し芋を見かけた。普段から食べている中国産の安い干し芋とは色も艶も形が違うまったく別物の干し芋だ。

この写真は、いつも買ってくる安いものだ。白く粉を吹き、形も機械で切ったように棒状もきれいだ。だけども岐阜で買い求めた干し芋はいかにも田舎のおばあちゃんが、手で切った形だ。丸い形や先が細くなっていたり、うすぺらだったりと不ぞろいだ。色ももっと濃くて飴色だ。

私は中国産も結構好きだが、国内産のあのもっちりした食感と、濃厚な味わいは中国産ではとてもかなわない。

安くてそこそこおいしい中国産もなくなってもらいたくないけど、国産の干し芋を作る人や、価格が高すぎて売れないので、あまり作らなくなって食べられなくなるんじゃないかと不安になってくる。

よくよく考えてみれば、僕らのような飲食店も、国産の干し芋のような立場かもしれない。
でも喜んでくれる人が、いる限り僕らも干し芋のように地味だけど、なくてはならないものと言われるようにして行きたいと思う。